ASMR Simulator Version 2を使えば、ソフトだけでバイノーラル録音ができます。音声ファイルやデバイスのマイクからの入力をバイノーラル化し、それをリアルタイムにイヤホンで聞いたり、録音して後から編集したりすることができます。3Dのバーチャルダミーヘッドによる簡単操作で誰でも簡単に操作できます。
このソフトはまだテスト版です。本ソフトの使用に対していかなる保証も行いません。また、生成された音声は非商用利用のみ可能です。
目次 |
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特徴 |
始める |
使い方 |
利用規約 |
既知の不具合 |
履歴 |
バーチャルなダミーヘッドマイクの周りに複数の音声入力を配置できます。タブ操作によって増やしたり減らしたりできます。
3Dで表示されたダミーヘッドの周りをタッチ操作やマウス操作で移動する簡単操作で音源を移動。
SOFAフォーマットのHRTFに対応。好みに合わせて異なる種類のマイクや、距離、環境などを再現できます。
HRTF(頭部伝達関数)は、KU100などのバイノーラルマイクで、非常に短い音をいろいろな角度から録音したインパルス応答のことです。HRTFと音声データをかけ合わせる(畳み込み)することで、任意の音声をバイノーラル化することができます。Wikipedia
SOFAはAESによって策定されたHRTFのファイルフォーマットです。 参照
ここやインターネット上の研究論文などからSOFAファイルを探すことができます。自分にあったSOFAを見つけてください。(その際、SOFAファイルの利用条件に注意してください)
PWA アプリなので、Windows, Mac, Android, iOSなど、ブラウザが動くあらゆる環境で動作します。お使いの環境が対応している場合は、インストールすることによりオフライン動作も可能です。
リンクからアクセスできます。最近のブラウザー上で動作します。 対応している場合は、インストールも可能なので、お使いのブラウザのマニュアルを確認してください。(google chromeの場合)
1. メインの操作画面です。モバイルデバイスではスワイプやピンチ操作、デスクトップではマウスとホイール操作で、回転やズーム操作ができます。現在のタブに設定された音源はカメラの場所から出ていると想像してください。ちょうど、ダミーヘッドマイクの周りを声を出しながらくるくる移動しているような感覚です。また、数字のついたラベルは、他のタブの音源の位置を表しています。
2. このボタンからデバイス上の音声ファイルを選択します。本ソフトは、wavやmp3などの基本的な音声ファイルの他、動画ファイルも読み込むことができます。
3. 音声ファイルの代わりに、デバイスに搭載されているマイクを入力に使用することができます。マイク利用中はチェックボックスがチェックされます。
4. 音声再生コントーローラ。ここで音声の再生・停止・一時停止・ループ再生・音量調節が行えます。
5. 録音ボタン。現在聞こえている音声を録音できます。もう一度押すと録音が終了しますが、その段階では保存されないので注意してください。
6. 録音リスト。ここから録音された音声のリストと試聴・保存が行えます。
7. タブボタンでタブを切り替えることができます。それぞれのタブは、音声ファイル、マイク入力、SOFAファイルを持っており、それぞれのタブで異なるHRTFを使ったり、同時に音声を再生することができます。(8)と(9)でタブを閉じたり、開いたりすることができます。
10. ここからそのタブで使用するSOFAファイルをデバイスから選択できます。何も指定しない場合、デフォルトに設定されているSOFAファイルが使用されます。
11. メニューボタン。メニューでは、マイク入力の設定を行ったり、デフォルトのSOFAファイルの指定を行うことができます。何もSOFAファイルが指定されていない場合、ソフトに組み込まれたSOFAファイル(near field HRTF from Aalto university)がデフォルトとして使用されます。.
本ソフトウェアはテスト版です。本ソフトによる生成物は非商用利用に限ります。
本ソフトウェアは、いかなる保証も含みません。本ソフトを利用したことによるあらゆる損害について、その責任を負いません。
録音の出力ファイルはシーク不可能(unseekable)なwebmフォーマットです。これはブラウザの機能上の制約です。メディアプレイヤー等での再生時、シークバーが正常に動作しないことがあります。また、動画編集ソフトのなかには、録音時間の情報が無いファイルの読み込みができないものがあります。その場合、audacityやffmpegなどの音声編集ソフトで変換していただけると利用できるようになります。また、obs studioなどの外部ソフトを利用して録音することも一つの手です。